映画のこと

amazonプライム会員になっているので、無料で観れる映画が結構たくさんあって、たまーに見ます。先日観た映画で私たち二人とも気に入った映画のことを。邦題は「はじまりのうた」。キーラ・ナイトレイが主演の物語です。あらすじをamazonプライムから転記。
ミュージシャンの彼デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ)。偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)との出会いがデビューの話しへと発展するが、録音スタジオは、なんとニューヨークの街角。路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。


というものなのですが、まず私がぐっと引き付けられたのがキーラの歌声。少しかすれたような、ささやくような、素敵な声。歌う曲も中身の濃い素敵な曲ばかり。彼女がニューヨークのいろんなところでデモアルバムを作る、その姿にも打たれます。やりたいことがあるって、人をすごく強くするし、それをやっている人は魅力的に見えるなあということを再認識。この映画の中で素敵なのはそれだけではなくて、グレタの友人のスティーブがめちゃいいやつ!グレタが彼のもとを飛び出してスティーブに会ったとき、落ち込む彼女に紅茶を入れてあげるのですが、その時に小さな声で「美味しくなあれ」って紅茶に魔法をかける、とか、元彼が賞を取ったのをネットで観て、一緒に彼の容姿がテレビ向けに変わったのをこきおろすところとか、もうすべて。さらに、音楽業界に一石投じる感じもあって、この監督の音楽への愛も伝わってくる。「10ドルでアルバムを売ったとしてアーティストに入るのは1ドル」っていうシーンがあるけれど、9ドルもレーベルが取るのって、アーティストをすごく食い物にしてる気がする。次々に「いま」なアーティストを見つけて一枚アルバム作らせて、それを繰り返してレーベルが生きていくのってなんだかなあ。まあ、これが現実世界でどのくらい的を得ているのかわかりませんが。

とにかく、この映画の音楽は私たちの好みどまんなかで、最近の仕事中のBGMはこれになっています。


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