いよいよ渡航!1 まずロシアまで

無事確定申告も済んで、その3日後にはアオの実家のある東京へ。1週間を東京で過ごし、あっという間に渡航の日になりました。
その日は月曜日、雨も降りそうということで、いつもなら成田へ行くのはシャトルバスを利用するのですが、一世一代の大事な日に乗り遅れてはならないと日暮里からでるスカイライナーを予約していました。
家のある文京区を朝八時に出て、Uberで車を手配(日本は今のところ東京のみUberが使えるらしいけど、大荷物の私たちにとって、普通のタクシーより、ベルファイヤで来てくれたUberはかなり快適でした。ちなみにそのときが初使用だったので、2,000円の割引もきいて、800円ちょっとで快適に日暮里まで行くことができたのでした)。渋滞にもはまらずスムーズに日暮里に到着、スカイライナーにも問題なく乗れて、30分ちょっとで成田に到着できました。
私たちが利用したのはロシアの航空会社アエロフロート。なぜロシアの航空会社を選んだかというと、私たちはベルリンに行きたかったのですが、一般的なヨーロッパの他の国は入国後3か月がビザなしで滞在できるのに対し、オーストリアはなんと6か月ビザなしで滞在できるのです。ただし、ほかのヨーロッパのシェンゲン協定内の国にまず入って、そこから乗り継ぎでオーストリアに入ると最初に入った国のビザ不要期間が適用されるので注意が必要です(例:日本⇒フランクフルト⇒ウィーンはダメ、日本⇒ロシア(シェンゲン協定未加入)⇒ウィーンはOK)。この方法ならドイツでビザがすんなり取れなかった時でも、3か月ドイツにいて、その後ウィーンに3か月いることができるので、最低でも6か月はヨーロッパに滞在することが法律上では可能なのです。

というわけで、ウィーンに他のシェンゲン協定国を経ず入ることのできる航空券で最安のものを探したら、ロシアのアエロフロートが出てきて、それに決めました。私たちが取ったのは片道切符でしたが、5か月前に予約して、一人57,000円程度でした。


アエロフロートはオンラインチェックインにも対応していて、24時間前からのオンラインチェックインが可能だったので前日にオンラインチェックインをしておきました。座席の指定もそこでできるので、長距離フライトなら死守したい通路側の席を難なく選ぶことができました。だから成田では荷物の預けのみ。でも今回はここが一番の難関。二人とも一つずつ大きなトランクを持ち、機内持ち込みの荷物、手荷物をフルで持っていたので、重量チェックを無事通り抜けられるかが心配だったのです(アエロフロートの規定は預入25kg、機内持ち込み+手荷物10kgまで無料)。もちろん家の体重計で測ってはいたのですが、それでもひやっとしました。結果はトランクは規定以内、機内持ち込みに関しては、大きめのリュックをしょっていた私は係の人に持ち上げられ、その人の感覚でokとなり測ることはされませんでした。小さめのリュックをしょっていたアオに関しては全くのスルー。意外と厳しくなかったのでほっとしました。

いつも福岡から国際線に乗ることが多いので、成田のイミグレーションを通るのは今回が二回目。成田のイミグレーションは今、日本のパスポートを持っている人は、パスポートの顔写真のところをコピー機でコピーするときのように機械に読み取らせ、正面の鏡のようなところを見たらおしまい、一般の観光の人なら出国スタンプも押されません。私もスタンプをもらわずにイミグレーションを通り抜け、あとから来たアオにそのことを話したら「海外居住ビザを取得する人以外はスタンプ不要」と書かれていたといわれ、慌てて審査官のところに戻り事情を説明してスタンプをもらいました。海外に3か月以上滞在する予定の人は気を付けてくださいね。

機内搭乗アナウンスがされ、乗り込みます。アエロフロート機内は以前乗ったルフトハンザよりは前後の間隔が狭め。チャイナエアラインと同じくらいかな。それでも、モスクワで乗り換えるおかげで飛行時間が9時間半と直行に比べれば短いので我慢できる範囲です。それぞれのシートにはモニターが付いていて、映画も見れるし、トイレも並んでいることはほとんど見ませんでした。機内で配られるアメニティも充実していて、スリッパ、アイマスク、耳栓、ハンドクリーム。そしてトイレには自由に持ち帰れる歯ブラシセット。
機内食も満足。毎回デザートがついていておいいしかったです。






前後の間隔が狭かったので私は寝にくかったのですが、座席によっては空いているところもあって、空席の隣に座っている人は2席使って寝ていたり、自由な感じでした。映画を見たり、ダウンロードしておいたドラマをiPadで見たりして過ごしました。

そしてロシアのシェレメーチエヴォ国際空港に到着。
ロシアのイミグレーションは分かりにくめ。最初に5つくらいのゲートがあって、トランジットの場合どこを通ればいいのかわからず、立っていた係の人に尋ねると、どこでもいい、と。ゲートに今審査できますよ、という緑の〇の表示があるところ、審査できません、という赤の×の表示のあるところ、両方あったのですが、それさえかまわず、どこでもいいと。言われた通り、目の前の×の表示のあるゲートに並びましたが、「目的は?」さえ聞かれず、パスポートだけチェックして無言でパスポートを返してくれました。

まずはここまで。続きは次の回に書きます。見てくださいねー。



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