ベルリン移住の下準備 国外免許取得編

前回の免許更新に続き、今回は国外免許取得についてです。
私たちは郊外とは言え、ベルリン市内に住む予定なので、車の所有は考えていませんが、ベルリンはカーシェアリングが盛んだと聞いたので、国外免許を取得しておくとのちのち役に立つかもしれないと考え、国外免許を取得しに免許センターへ向かいました。

その途中、コンビニに寄ったのですが、その際に夫が「あ!」と。「なになに?」というと「パスポート持ってこなかった!」と。うろ覚えの情報でとりあえず現行の国内用の免許証、印鑑、証明写真、お金は持ってきたのですが、パスポートを持ってくるのを忘れたのです。そこであせってスマホで調べました。

すると、警察の国外運転免許証手続きの案内というサイトに必要書類が書いてあり、「パスポート(コピー不可)」とあります。
すでに自宅から40分ほど車を走らせたところで、その日の午後にも予定があったので、ここから引き返してパスポートを取りに行くのはちょっと難しい。何か対応策がないかと思い詳しく見ていくと、必要書類の中に「※パスポートを提示できない場合は、国際航空券や海外旅行申込書など海外旅行を証明する書類」とあります。
航空券を購入した時のアドレスはGmailだったので、スマホからも確認できます。「よかったー」と安堵したものの、スマホの画面を見せて受け付けてくれるかちょっと心配に。そこで免許センターに電話して、事情を説明しました。すると「スマホの画面での確認は受け付けておりません、書面での提示をお願いします」とのこと。こまったねえ、と思った瞬間、夫が「コンビニのプリンターで出力すればいいんじゃない?」と。ナイス、夫!

しかしそこからがちょっと大変。これまでUSBメモリに入れたデータをコンビニのプリンターで出力したことはあったけれど、スマホのデータを無線で飛ばして出力するのは初めて。その場で調べて、あれこれやって、なんとか出力できました。

無事書面での航空券をゲットして、免許センターに。普段免許センターには更新の時にしか来ないので、他の要件で来ることは初めて。免許更新の時とは別の窓口で「国外免許」と書いてある窓口に向かいます。
「国外免許を取得したいのですが」というと、必要事項を記入する用紙をもらい、それに記入しました。そして、現行の免許証、縦5cm×横4cmの証明写真、海外に行く証明になる航空券を渡し、しばらく待ちます。
すると5分くらいで呼ばれて、「〇〇番でお支払いをお願いします」とのこと。
言われたとおりにその窓口に行き支払い。一人2,350円。二人分払います。
「先ほどの窓口の前で又待っていてください」とのことで、またそちらへ。
するとほどなく呼ばれ、出来上がり。


注意事項として言われたことは、国外免許の有効期間は1年間であること、ジュネーブ条約に加盟している国でのみ有効であること。

かなり簡単に取得できました。

と、これを書いているのはすでに渡航後で、今日、別件で大使館に行ってきたのですが、大使館の窓口に「運転免許証翻訳証明書」と書いてあり、帰ってから調べてみると。。。ドイツはジュネーブ条約非加盟国で、私たちが取得した国外免許は不要だったよう。日本の免許証でそのまま運転できるらしいのです。なんてことーーー。まあ、他の国に旅行するときに必要になるかもしれないし、間違っちゃないでしょう。

なので皆さんも、旅行される国がジュネーブ条約加盟国かを確認したうえで取得すること、また取得しても有効期間は1年ですので、長期で海外に滞在される方はその点に注意が必要かと思います。

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