ベルリン暮らしのあれこれ コインランドリー編

ベルリンについて、6日目。
今住んでいるのは戦前に建てられたアルトバウと呼ばれるアパート。貸主は友人の友人。彼女がバカンスに行くというので、その間2週間借りているのですが、最近洗濯機が壊れたらしく、近くにコインランドリーがあるからそこを利用して、とのこと。

そこで先日ベルリン最初の洗濯をするべくコインランドリーへ。コインランドリーでの洗濯って時間がかかるのが普通だと思っていたので、教えてもらった家の近くのランドリーではなく、ちょっと家から遠いけど、スーパーやコピーサービスが近くにあって時間がつぶせそうなコインランドリーを探してそこに行ってみました。

googlemapで検索して行ったランドリーは、日本にいたときに見ていた海外の映画に出てくるランドリーそのもの。だーっと30機くらい洗濯機が並んでいて、清潔、とはちょっと言えない感じ。そして半分くらいの洗濯機に「STOP」の張り紙。つまり使えない、ということみたい。すでに洗礼。「STOP」の張り紙がなくて空いているものを見つけて、そこを確保。入口から入って左手の壁に支払機があり、そこに番号が振ってあるボタンがずらり。とりあえずgoogle翻訳で翻訳。するとどうやらこちらの洗濯機は、日本のランドリーのように洗濯機一台ごとにコインを入れる投入口がついているのではなくて、一つの支払機で支払って、使う洗濯機の番号を押す、というやり方みたい。
その支払機の一部に洗剤と柔軟剤のカップがはめ込まれており、そのボタンの中に洗剤と柔軟剤と書いてあるところがあったので、それの料金を追加して投入し、スタートのボタンを押すと、それぞれがジャーと出てきます。


それを持って自分が支払った洗濯機のところへ。
洗剤と柔軟剤を洗濯機の天板の蓋があるところから投入し、洗濯物をいれます。


ここからがちょっと難しかったのですが、こちらの洗濯機は家庭用のものでもコインランドリーのものでも、結構細かく洗い方が分類されています。温度を選べるのも特徴。ちょっと翻訳するのがめんどくさくなってきたので、ノーマルの40度を選択して、スタートボタンを押しました。すると意外にも17分のマーク。思っていたよりずいぶん早い。じゃあ、とその間に目の前にあったコピー屋さんで用事を済ませて戻ったら、もうあと数分。あっという間に終わりました。


今度は終わった洗濯物を乾燥。乾燥のマシンは20機くらいあり、一番手前にあった機械が空いていて壊れていなかったのでそれを使うことに。今度も集約式の支払機で乾燥機の料金を払い(10分か15分、また温度も3段階くらいから選べて、料金は全部同じ1€)、15分、温度高めで設定して、また目の前のスーパーに買い物。そして帰ってくるともう終わっている。早いなあ、と感心しながら取り出すと「ん???全然まだ湿ってる。あったかくさえ感じない!」壊れてたのかなあ、と思い、隣の乾燥機の蓋を触ってそれが温かいことを確認してから再度15分1€で挑戦。同じベンチに座ったおばあちゃんに、「乾燥機が壊れてたみたい」と片言のドイツ語と英語で言うとドイツ語しかしゃべらないおばあちゃん、何か一生懸命伝えようとしてくれます。なんとなく伝わる言葉から、「乾燥機は1番から順番にいいのが並んでるから、次に使うときは1番がいいわよ」ということみたい。そいうとおばあちゃんが使ってた1番の乾燥機が終わって、そこから取り出し、たたんで帰っていきました。


15分経ち、私たちが二回目に入れた乾燥機が終わりました。そこで蓋を開けてみると、やっぱりまだしけってる。。。。。なんで?はじっこの方の機械だったから?とがっかりしつつ、まだ重いこの洗濯物を持って徒歩30分は嫌だね、ということで最後にもう一回だけ、とさっきおばあちゃんが使っていた1番の乾燥機に放り込み待つこと15分。今度は大丈夫かと期待して蓋を開けたのも一瞬、。。。やっぱりしけってる。。。どうやら、こちらの乾燥機はこれが普通なよう。それともこのコインランドリーが悪いのか。おばあちゃんは満足げに帰って行ったところを見ると、やっぱりこれが普通なんだろうなあ。


結局家に持って帰って、物干しに干しました。
夏のベルリンはとても乾燥しているので、一晩で乾いたのにも驚き。
乾燥機に入れた3€、無駄にしたなーと改めて後悔した翌朝だったのでした。

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