ベルリン暮らしのあれこれ ドレスデンに日帰り旅行1

すでに初冬のベルリンです。部屋着はセーター、ウールのブランケットを肩にかけ、外出時はゴアテックスのノースフェース防寒着。冬です。
日も昨日より今日、今日より明日と認識できるくらいに短くなってきています。



そんな今週ですが、先週は天気のいい日も多くありました。ちょうど日本からアオの友達がやってきていたので、ちょっと足を延ばしてドレスデンまで行ってきました。
ベルリンからドレスデンまでは高速バスで2時間半。時間はそこそこかかりますが、なんといっても料金が安い!私たちは二日前にバスのチケットを取ったのですが、その段階で片道1人7€(そしてこの旅行に味をしめてすでに11月末のドレスデン行のバスチケットを予約したのですが、それはなんと片道1人5€!)行かない手はありません。


バスの中も快適。ちょっと前後の間隔が狭いけど、2時間半なら我慢できます。各座席のヘッドレストの背面にはモニターが付いていてテレビも見れるし、USBポートもWIFIもあって、さらにはコーヒーは無料というサービスぶり。あっというまにドレスデンにつきました。

ドレスデンハウプトバーンホフ(中央駅)にバスは停まり、さてそこからどうするかと悩んだのですが、一日で見て回れそうなところはコンパクトにまとまっているので、特に電車などの一日券は買わずに徒歩で旧市街のセンターまで行くことにしました。

すると見えてきたのはマーケットのテント!


なんてラッキー!ちょうどハルブストマルクト(秋祭り)が数日前から始まっていたようなのです。まずフード屋台で足止め。時間もすでに午後1時を過ぎていたのでなにか食べることに。


名前はよくわかりませんが、キノコのバター炒め?、ロースハムのザワークラウト添え、ウィンナーのポテト添えに白ワイン。友達はシュニッツェルを食べた後私たちの選んだのも食べたくなり、さらにお替り。そしてゲコなのにおいしそうなジュースに見えたというイチゴベースのアルコールをジョッキでテーブルに運んできたのでみんなでお手伝いしながら飲みました。どれもほんとにおいしかった!特にキノコのバター炒めにハーブソースをかけたのがイチオシ。

食事の次はお土産や生活用品を売っている屋台を見て回ります。ハチミツ、ハーブ、スパイス、お茶、サラミ、チーズ、おもちゃ、クリスマスのデコレーションなどなど、どれも見て回るのが楽しい屋台ばかり。






その後もアイスをほおばり


こんな建物の間を通り




友達が登ってみたかったというフラウエンキルヒェ(聖母教会)へ。リンクにも紹介されていますが、ドレスデンという街は第二次世界大戦終盤の1945年2月、大空襲に見舞われ徹底的に破壊されてがれきの街と化してしまうのです。そして、次に来る東ドイツ時代にも街の再建は進まず、やっと手が付けられたのは東西ドイツが統合した1989年以降。その再建の仕方は、街をなるべく元のままに復建しようというのがポリシーで、戦災に遭ったがれきをもとの建物のもとの場所になるべく使用して再建されました。



写真で見えるポツポツと黒い部分があるのが戦災に遭った煉瓦です。2005年に再建が終わったばかりのこの建物の内部に入ったあと、友人たっての希望の塔部分へ登る入口へ(たしか一人8€)。



エレベーターで途中まで行き、そこからは少しの階段とらせん状のスロープで頂上まで。
登り切ったところにはこんな景色!


流れているのはエルベ川。川の向こうは新市街。


右中にさっき食事をしたマーケットが見えます

天気が良くて本当に気持ちよかったです。続きは次回に。


番外編。東ドイツ時代の車、トラバント。プラスチックでできた車として現在でも愛好家がいる古い車ですが、それを運転してドレスデンを回るツアーもありました。
私たちは乗っていませんが近くでこんな古い車が見れて貴重な体験でした。










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