コロナ期の私たちの過ごし方

久しぶりの更新となってしまいました。
前回の更新でパスポートの更新の記事を書き、Bürgeramt(ビュルガーアムト:市役所、住民登録をしたところ)に予約を入れたのですが、どんどんベルリンでのコロナ感染も広がっていき、ついに私たちの予約した日が来る前に役場は機能を停止しました。予約はキャンセルに。まだ私の滞在ビザは古いパスポートに貼られたままです。どうなることやら。

最後に私たちが家の外で飲食したのは3月14日。
ノイケルン地区のマルクトハレノインという屋内市場のビール醸造所でビールを飲みました。


その帰りのバス。普通ならベルリンのバスは運転手さんのいる車体前方から乗るのですが、この時は乗り口に張り紙がしてあり、ドアが開きません。他の人に倣って後方のドアから乗ると、運転手さんの近くには近寄れないようにテープで立ち入り禁止措置がしてありました。運転手さんがコロナに感染しないように、の措置だったみたいです。これは3月14日の写真ですが、4月後半に乗ったときはテープの代わりにアクリル板で仕切りが作ってあり、より一層立ち入れないようになっていました。





今日は5月2日なので、すでに1か月半経過しているのですが、3月14日の最後の外食の日から私が行った場所は、近くのスーパー、近くのホームセンター、散歩のみです。

私たちの救いになったのは、ホームセンターが開いていてくれたこと。
これでかなり退屈を感じず家で過ごすことができました。

入店している人数を制限してるようでした

これは4月4日にホームセンターに行った時の様子。ドイツ人はDIY人なので、こうやって家に缶詰になると考えることはこれまでできなかった家の中の模様替えや、不具合のあったところの修理、ガーデニング、という人が多いみたいです。
この時くらいから店舗では他の人との距離を取るためにカートを持たされるようになりました。こっちのカートはホームセンターのでもスーパーのでも大きいです。なので、ちょっとひとつだけ買いたい、という場合でもあのでっかいカートを振り回して店内をうろつかなくてはいけないのはストレスでもありました。また、店舗にもよりますが、カートは他の人が触ったものを次に入店する人に消毒も何もせずに直接渡されたので、逆に感染が広がりはしないかとひやひやしました。


入店を待つときはこのラインごとに。1.5mでテープが張ってあります。

 私たちはペンキが買いたかったのですが、数日前は完全封鎖だった色のミックスコーナーも、透明のアクリル板で接触を最小限に抑えられるようにバリアを作って稼働していました。初めての色ミックスのオーダーで、こんなときだから、店員さんは殺気立っているかと思いきや、ドアに塗るならどのタイプのペンキがいいか、色はどこから探せばいいか、丁寧に教えてくれ、もし足りなかったらこの色番号でミックスしたから、これをもってまた来てね、いつでもwelcomeだからね、ok?と。この時は本当にうれしい気持ちになりました。ちょうどこのころは、まだコロナはアジアから来た病気、という意識があるヨーロッパ人が多く、アジア人に対する差別の話も聞くことが多かった時期だったので、なおさら嬉しかったです。


ここだけ開いていて、商品の受け渡しができるようになっていました



この一か月半で私たちがしたこと。
キッチンの改修プロジェクト。痛んでいた壁を石膏で修復して、配置を替え、壁を塗り、新しい棚を作り。これは今も進行中。


左上(オリジナル)→左下→右下→右上(現在)
















部屋のドアに色を塗って模様替えもして
家具も作って
ベンチも修理して
同居人のデッキチェアの布の穴を補修して


日本から持ってきていたごぼうの種を植えて

いつもよりちょっと値のはるコーヒー買ってみて

ベーグル焼いたり

拾ってきた木で

バターナイフ作ったり

たまには近所を散歩したり

餃子を作ってみたり

同居人がラザニアパーティしてくれて





同居人がカナリア諸島料理をふるまってくれて

ずっと気になってた浄水機能付きシャワーヘッド買ってみて

パズルしたり

刺繍したり

ピザ作ったり
  
ティラミス作ったり


こんな感じで日々を過ごしています。そろそろ退屈を感じるときもあるけれど、私たちが特に思うのは、二人だけで住んでいなくてよかったなあ、ということ。二人で狭いアパートに住んでいたら間違いなく退屈はもっと前にやってきたと思います。同居人に感謝です。 これを読んでいる皆さんも、それぞれの方法で、この大変なときを少しでも楽しいと思える時間に変えられることを願っています!





Etsyでベルリンで見つけたアンティーク商品の販売をしています。
私のEtsyショップはこちら:MeineLieblingsdinge




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