チュニジア旅行記⑨です。前回の記事はこちら。はじめから読みたい方はこちらから。
12月22日 6日目
カルタゴから戻ったら大急ぎで式の準備。みんな身支度に必死(笑)
その甲斐あって、びしっと決まりました。
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私の衣装はNちゃんから借りたイスラエルの民族衣装 |
いろんなことの習慣が違うのですが、冠婚葬祭は特に顕著。まず、花婿家族が花嫁宅にお迎えに向かいます。その時も、車数台になるので、バラバラにならないように、そして結婚式ですよーと周囲にもお知らせするためにクラクションでこんな合図。
ピッピッピピピーと家族の車が鳴らしながら走ります。中にはおめでとう、の意味で同じように鳴らし返してくれる車も。日本だったら「うるさいなあ」とか思うのかもしれないのですが、なぜかここでは鳴らし返してくれるのもうれしいもの。寛容さは文化を育てますね。
花嫁宅につくと、まず家族に挨拶。その間まだ花嫁は姿を現しませんが、一通り顔を合わせて落ち着いたころに、別室から出てきます。その時の若い女性たちのお決まりの掛け声もなかなかにぎやか。
花嫁さんも花婿さんもとっても素敵なのでモザイクなしで見せたいところですが。。。
りりりりーと喉を震わすように声を上げるのがお祝い事の時の掛け声なんだそう。私もやってみたけど、かなり難しい。そしてこの掛け声、近隣の国でも同様にあるそうなのですが、それぞれの地域ごとに微妙に違うんだって!面白いですねえ。
さすがNちゃんは上手!このパネルにはりりりりーと書いてあるのだそう。
私はできなかったのでNちゃんに画面外で言ってもらいました(笑)
さあ、やっと主役がそろったところで、みんなで式場へ向かいます。二人が選んだ式場は昔のお城。今は結婚式のほかに、イベントごとにも使われているそう。
まるでお姫様!花嫁さん、とっても素敵です。
結婚式では、まず建物内のモスクで誓いをかわします。
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数百人いたと思います |
そのあと、隣の部屋で音楽とダンス!
生演奏が繰り広げられ、みんなで踊る!
2時間か3時間ほど過ぎたころにゲストが帰りはじめ、みんながいなくなったら今度は新郎新婦の写真撮影タイム。
またまた豪華な別室に移り、プロのカメラマンさんが二人や家族を撮っていました。
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おめでとう! |
すべてが終わって帰ったのはほぼ真夜中。ママたちが作ったお菓子を食べ損ねた私たちはおなかぺっこぺこで、結婚式の衣装のまま、Rさんが軽食に連れて行ってくれました。
ひよこ豆を出汁で煮たものに温泉卵をかけて、そして小さくちぎったパンをそこに入れて混ぜて食べる、ラブレビという料理。これがめっちゃくちゃおいしかった!温泉卵の文化って日本と一緒ですね。出汁の味もおいしいし、ハリッサもきいていて、これは病みつきになる味でした。
ということで、お兄さんの結婚式の日が無事に終わったのでした。
末永くお幸せに!
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