チュニジア旅行記⑧です。前回の記事はこちら。はじめから読みたい方はこちらから。
12月22日 6日目
この日はついにRさんのお兄さんの結婚式。しかしそれは午後なので、午前中は近くを観光に行こうとRさん。
私たちが泊まっていたのはラ・マルサという地域。カルタゴが近くて、見ておくべきものもあるから、行こうと。うん、うん、行こう行こう!
朝ご飯を近所のブーランジェリーで調達していただき出発。
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パンの買い置きはチュニジアでもあまりしないみたい |
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このエクレアがめちゃおいしかった |
ついた、と車を停めたところは Quartier Magon(カルチア マゴン=マゴン地区)。ここはカルタゴ遺跡の一つ。
カルタゴは紀元前5世紀以前からこの地に存在した都市。チュニジアを中心に、スペインなどの地中海西側や地中海上の島々を制していた、かなり繁栄した都市。シチリアをめぐる対立からローマと敵対、3度にわたるポエニ戦争(紀元前264年~紀元前146年)でカルタゴはローマの支配下にされ、復興させないようにとカルタゴの都市をことごとく破壊した。こうして破壊されたため、カルタゴ時代の遺跡は多くは残っていないが、その数少ないカルタゴ時代の遺跡が見れるのがここ、 Quartier Magonなんだそう。
ここで見られるカルタゴ時代の遺跡は城壁の一部。13トン以上もある基礎ブロックが発見されたみたい。
そのほかにはローマが破壊した後に、破壊したものを再利用して構築した建造物の遺跡も見れます。
見に行った時は、これがなんなのかわかっていないままだったので、景色のきれいさに気を取られていました。。。英語と歴史はちゃんと勉強した方がいい!ということが身にしみてわかりました。
そのあとはAmphitheatre(アンピテアタ=円形劇場)へ。ここも世界遺産の一つ。この劇場はローマがカルタゴを征服した後に建てられたものです。紀元1世紀の建築とみられています。
ここは現役で今もイベントごとによく使われているそうです。この日も関係者とみられる人たちが舞台装置をいじっていました。
それにしても、2000年ほども前に作られた劇場を使って、そしてそれが音響的にも優れているってすごいですよね。木の文化の国、日本に生まれ育った私としては、普通に2000年物の建造物を使い続けられるだけでもすごいと思います。
ベルリンで見つけたアンティーク商品の販売をしています。
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