チュニジア旅行記⑦です。前回の記事はこちら。はじめから読みたい方はこちらから。
12月21日 5日目
NちゃんとハマムからRさんの実家へ帰宅。入れ替わりで男性陣がハマムへ。男性陣がハマムに行っている間、女性陣は、結婚式に配るお菓子の準備。こちらの結婚式では座って食事、という感じではなくて、立ったまま食べられる一口サイズのお菓子を用意するのが習わしのよう。業者さんに頼む人もいるのだろうけれど、Rさん家族は一部は購入したものの、そのほかは自分たちで作るのだから、息子娘たちのうち初めて子供が結婚するといってもただ感慨にふけってはいられません。前もって作るところまでは準備していたみたいで、ハマムから帰ると盛り付けの最中。
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Rさんのママ、Nちゃん、Rさんの叔母さんたち |
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みんな大忙し |
さてそのお菓子はどんなものかというと、ピスタチオやアーモンドがたくさん使われていそうな、ぎゅぎゅっとした食感のものや
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スノーボールのようなサクサクほろほろとした食感のもの
味は甘さが強いですが、チュニジアのミントティや濃い目のチュニジアンコーヒーといただくとちょうどいい。
チュニジアではコーヒーにオレンジウォーターを入れると以前に書きましたが、そのほかの蒸留水もお菓子にたくさん使われているみたい。ローズウォーターやオレンジウォーター、ゼラニウムウォーターなどがお菓子に使われるみたいです。調べてみたら、チュニジアはアロマテラピー発祥の地とも言われているのだそう。春になると各家庭で蒸留水を作る地域もあるそうです。行ってみたい!作ってみたい!
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こんなにきれいに盛り付けて |
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ラッピングも完璧! |
お菓子の準備が整いました。
すると次は明日の結婚式に向けてのオシャレ準備。
チュニジアの結婚の儀式は伝統的なものだと1週間ほどあるところもあって、そのなかでやることが決まっているそうです。その中にヘンナ式というものがあるそう。ヘンナ式では新婦に女性たちがヘンナ染めを施すのだそう。ヘンナは喜びと幸福の象徴なんだって。
お菓子の準備が終わると、いつの間にかお皿に飾られた魚の形の茶色いものが運ばれてきました。
なんじゃろ?と思っていると、叔母さんたちがこれを唾で伸ばして手に乗せ始まます。
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ハート形 |
私もやるかと言われて、やりたい!と答えると、私の手にも模様を描いてくれました。
描いた後は、色素が定着するまでヘンナが動かないように布を当てます。
こんなかわいいリボンまで巻いてもらっちゃいました。これで数時間このままに。ヘンナがずれないように注意してねと言われたのですが、後になって外してみたら、ちょっとずれちゃいました。でもこれが私の初ヘンナ体験。楽しかったです。
さあさあ、これですべての準備完了!明日がついに結婚式です!
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